2025/06/23 感想 ▪アルジャーノンに花束を ふせったー感想この感想が結構私の感じたことに近い気がする…………。#読書の話 ※以下ネタバレ続きを読む優しさって知能の有無とか差で図るべきじゃないし、誰にでも優しく思いやりがあってしかるべきであるのはそう…なんだけど。それはやっぱり理想論でしかない。実際は難しい。これはラストにもよく表れているし、作中でも解決した気はしない。キイス氏が言いたいことはわかるけど、でもある種の事実であり、ある種の欺瞞というか…知能がない時に相手の良さを感じてそうだと思い込むことは、それはそれでやっぱり悲しい気がするし、知能がついて気づいてしまうこともまた、悲しい気がする。辛い… チャーリイが良い感じの所で知能がとまらなかったので、結局どうあってもわかりあえないのが悲しかった。どちらにせよ差があるってことは軋轢を生むんだ…追記:それはそれとして、チャーリイがそれ(知能の高い状態)を知ったことは不幸とは思わない。なんか… 難しいんだけど… 確かに彼はあの時にそれを望んだことは確かで(周囲の人たちがわかっていて利用した面もあるとはいえ)、頭のよくなったチャーリイも基本的に利他的な人だった。彼は自分のことばかり考えている、と言っていたけど…。だから、どうあってもチャーリイという人間の素や根本は変わってないと思う。それ以上に周囲の人間の在り方が顕著で悲しくなったよ。でも、そうなるのもわかるので…余計に悲しい…人の考察で、最終的にチャーリイの人格は同化した、とみている人がいて、面白かった。確かに昔のチャーリイでは知りえないことも知っていて、どうあがいても同一人物ではある。あと、アルジャーノンの末路を見るに、彼もあまり長生きは出来ないのかもしれない。急激に知能を向上させ、急激に知能が低下していくのは、どう考えても脳によくない負担かかっているよな…。うおお… 色々考えてしまう…畳む
この感想が結構私の感じたことに近い気がする…………。
#読書の話
※以下ネタバレ
優しさって知能の有無とか差で図るべきじゃないし、誰にでも優しく思いやりがあってしかるべきであるのはそう…なんだけど。それはやっぱり理想論でしかない。実際は難しい。これはラストにもよく表れているし、作中でも解決した気はしない。
キイス氏が言いたいことはわかるけど、でもある種の事実であり、ある種の欺瞞というか…
知能がない時に相手の良さを感じてそうだと思い込むことは、それはそれでやっぱり悲しい気がするし、知能がついて気づいてしまうこともまた、悲しい気がする。辛い… チャーリイが良い感じの所で知能がとまらなかったので、結局どうあってもわかりあえないのが悲しかった。どちらにせよ差があるってことは軋轢を生むんだ…
追記:それはそれとして、チャーリイがそれ(知能の高い状態)を知ったことは不幸とは思わない。なんか… 難しいんだけど… 確かに彼はあの時にそれを望んだことは確かで(周囲の人たちがわかっていて利用した面もあるとはいえ)、頭のよくなったチャーリイも基本的に利他的な人だった。彼は自分のことばかり考えている、と言っていたけど…。
だから、どうあってもチャーリイという人間の素や根本は変わってないと思う。それ以上に周囲の人間の在り方が顕著で悲しくなったよ。でも、そうなるのもわかるので…余計に悲しい…
人の考察で、最終的にチャーリイの人格は同化した、とみている人がいて、面白かった。確かに昔のチャーリイでは知りえないことも知っていて、どうあがいても同一人物ではある。
あと、アルジャーノンの末路を見るに、彼もあまり長生きは出来ないのかもしれない。急激に知能を向上させ、急激に知能が低下していくのは、どう考えても脳によくない負担かかっているよな…。うおお… 色々考えてしまう…
畳む