suiniwa

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「水車館の殺人」一口感想 #読書の話

今のところ68%・240Pくらい もうちょっと。
以下ネタバレ感想

藤沼さんがかなり好きになっているので死なないで~~~~~~~~~~って思っている。死にそう…死ぬな…。ずっと一人称でこの人の語りだったので、大分感情移入している。ただただ気難しいだけでなく、割とお茶目な所もあるご主人。

この人のミステリー小説は、あんまり描写に嘘がない。結構王道なミステリーをやってくれている気がする。一人称になってる人は犯人じゃないという仮説を十角館の頃から立てているけど、果たしてどうだろう。
島田さんが続投していたのは正直驚いた。十角館の時はかなり脇の人物だったから。メイン人物はどうしても事件に関わるから、あくまで傍観者的立ち位置でしかいられないのかな。この人もやがて数ある探偵と同じように死神と呼ばれるのかもしれない。(探偵、っぽくはないけど)

十角館の殺人が犯人逮捕で綺麗に終わらなかったように、この水車館もそうかもしれない。まだ作者さんの癖を図れるほど読んではいないので、この先も楽しみ。畳む