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お堅い日記(ペイントツールの思い出話)

Adobe関連が盛り上がっていた…。
私は長らくAdobeユーザーなのだが、最初の出会いは中学生の時に学校のパソコン室にあった、古のPhotoshop CS1だった。漠然とすごいソフト、という印象しかなく、何が出来たのかは全然覚えていない。それよりも、置いてあったペンタブが古すぎて反応が数秒後…というオーパーツぶりばかり印象にある。(その印象が強くて、今のペンタブを触るたび、すごいなー!と毎回感動する)

ちゃんと自分のものとして触るようになったのは、購入したペンタブに付属されていた無料のPhotoshop Elementsだった。これは、いわゆるライト版だ。今はサブスク一本になって無くなっているが、当時から高級品だったAdobeを触りたいユーザーにとって、お財布に優しいバージョンだった。(普通に購入しても1万5千円くらいで、本来のAdobeソフトに比べると1/10くらいの値段で済む。)

余談だが、当時の私はPainter(Corel Painter)というソフトに憧れていた。好きな漫画家さんが、使っていたツールだった。こちらもAdobeに並んで高級なソフトで、数万~十数万円する。いつかはこのソフトを使いたい、そのためのつなぎとして、私はPhotoshop Elementsに触れた。(本当の最初に触れたのはPixiaというフリーソフトだったりする。当時はSAIもなく、無料の高機能ペイントツールとして一時期の間お世話になった。)

Photoshop Elementsとは、結果的に長い付き合いになった。5~10年くらいの間使っていた。私はPainterに切り替えるつもりでずっとElementsを使っていたのだが(Elementsはライト版にしてはかなり高機能で丁度よかった)、やがて、もうPainterじゃなくていいかな…にまでなった。それもまあ、Painterのライト版が機能なさすぎたとか、お試しで購入するにしても高すぎるとか、途中で触ったSAIに慣れなさ過ぎてPhotoshop以外触れない身体になっていたとか、色々理由はあるのだが……。

現在Photoshop、親になっています。

都度最新にしていたElementsだが、買い切り全部終了してサブスク一本にするよ~と公式から声があがった。直接お問い合わせして買い切りを買うか(当時その方法ならCS6を購入できた)、大人しくサブスクを使うか、SAIなど別ツールを使うか……いくつかの選択を迫られ、結果的に私はサブスクであるAdobeCCを選んでいる。
フォトプランという、現在では新規購入出来なくなっている格安プランだ。今でも多分、一番安いと思う。  新規購入出来ないのマ……???
フォントも色々使えるし、生成AIもクレジット制限あれどお試しで触れるし、クラウドデータも使えるし、アップデート自体は多いので、まだサブスクという概念の少なかった時代でも概ね満足していた。

ただ、どんどん値上がりしていっているので、中々新規に手を出すには厳しい時代になっている。そんな中で登場したclipstudioは安く高機能で、ユーザー素材もあってかなり拡張性が高く、イラストレーター界隈においてはプロの世界でも使われているほどだ。
※それでも、まだ総合的なスタンダードデザインツールの位置にはAdobeが君臨していると思う……。

Affinityの登場で、Adobeはどう変わるのだろうか。
反応を受けて、なんらかの対応が行われるのか、それともこのままなのか……。

どうあれ、Adobe古参ユーザーとしては様子見ではある。今のところ、無料といえど新規ソフトに手を出すつもりはない。


まあ……色々言われがちなAdobeくんだけど、私は結構好きです。
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